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めちゃ美味しい最強のコスパワインの登場です!!タウラージの造り手 ルイージ テッチェ。2017年品質に納得がいかなかったため、(太田社長の入れ知恵で)タウラージになるワインも含め全てブレンドし造ったというオルフェオ!アリアーニコらしいたっぷりの濃厚な果実味と発泡が絶妙な美味しさを生んでいます!
※発泡によりコルクが少し上がっているボトルがあります。ご了承ください。
ワインの説明
<テイスティングコメント by me>
不透明な濃い紫色。
コルク栓ですがグラスに注ぐと、表面が泡で覆われるくらいかなりの泡が立ち上ります。
カシス、ダークチェリー、ブルーベリー、ドライプルーン、イチジク、インク、鉄、スパイス、乳酸、スミレなどの甘い豊かな果実の香り。
口に含むと穏やかな酸味と豊かなタンニン、そしてボリュームのある濃厚な果実の味わいを優しい発泡がすっきりと心地良い飲み心地にしています。
カシス、ダークチェリー、ブルーベリー、ドライプルーン、イチジクなどの仄かに甘さを感じる豊かな果実味。
酸味は穏やかで、アリア―ニコらしい非常に豊かな力強いタンニンが印象的。
少し収れん性があります。
口内にスミレの香りが可憐に広がり、
インク、鉄、スパイス、ヨーグルト、カカオなどのニュアンスが
豊かな果実味に奥行きを与えています。
余韻は予想以上にすっきり。
とても豊かな果実味ですが、
しっかりと活き活き感が残っており、
発泡がさらにそれにすっきりとした飲み心地を与えています。
醸造中に揮発酸が高くなってしまったので、このキュヴェを造ったそうですが、
自然派好きには全く気にならないレベルです。
この価格では破格の美味しさ!!
(2020.11.8 抜栓二日目)
<インポーター資料より転載>
テッチェ家もイル・カンチェッリエレと同様にこの地域の伝統にのっとって、生産する一部のブドウを用いて、自家消費そして計り売り用にワインを生産してきた。1980年代以降のそうした伝統の衰退、近代化の波の中で、多くの造り手が農業・醸造学的な最新技術を駆使した、製品として安定はしているが、魂やイルピニアという寛大な土地がもたらしてくれるであろう、特性や唯一性に欠けた、無個性なワインを産出しているのを目の当たりにし、カンティーナ ジャルディーノのアントニオ デ グルットラの助言もあり、2003年から自らボトリングも始める。畑は4ヘクタール、標高500-550mにあり、最大傾斜は15%、砂-粘土質でヴェスヴィオ火山の影響もあり、ミネラル分に富んだ土壌となっている。ボルドー液以外の薬剤を一切使用せず、草生栽培を行う。栗製の開放醗酵槽で、野生酵母による長期間の醗酵・マセレーション、手作業によるピジャージュ、2酸化硫黄はボトリング時に若干量添加するのみ。ポリフェーモは、1930年代に植えられた、この地域の伝統的な仕立てラッジエラ アヴェリッネーゼ式の、約1ヘクタールの畑のブドウで造られるワイン。
<オルフェオ 2017(赤微発泡)>
一昔前までは、カンジャルと言えば、「揮発酸?ほら、うちセラーで何もしてないから、結構高めかもね。で、それが何か?」といったオーラを放つ、まあまあファンキーなワインを世に出していましたが、ここ最近はエクスキューズが一切必要のないワインになっている…とオータは思っているのですが、2017年は、極端な天候(酷暑)に酵母も苦しめられたのか、2015や2016など過去の直近ヴィンテージよりは、総じて揮発酸がやや高めのワインができてしまいます。
ルイージのブドウもご多分に漏れず、そんな天候の影響を受け、完全主義者の彼には受け入れがたいレベルの揮発酸が全てのワインで生成されてしまいました。当初は、全量廃棄(ないしお酢屋さんに売る)ことを検討していたのですが、「酵母の数が少ない、ないし、活力に欠けた酵母というのも2017年というヴィンテージの特徴なのでは?ポリフェーモやサティリコンという名前を付けて売りたくない気持ちは分かるから、違う名前、違う価格帯でリリースさせたら?」という悪魔(オータと読みます)のささやきにそそのかされ…(笑)。結局、全てのワインをブレンドしボトリング、オルフェオ(オルフェウス)という名前でリリースすることに。
ワインが届く頃、分析表をもらってない事に気が付いたので、ルイージに連絡してみたところ、「ほんと俺の心情をありのまま伝えるけど、今更だけどボトリングしたことを凄い後悔しているよ。」などとショッキングな事が書いてあったので、ボトルの中で揮発酸が更に増えたのか???と戦々恐々としつつ、届いたボトルを試飲してみたところ・・・・・・・・・・・・・・・、めっちゃ美味しい!そしてすっごいしっかり発泡している!揮発酸が増えた痕跡は一切なく、瓶内でアルコール2次醗酵が起こったため、高い揮発酸に対抗するだけのボディを持つに至り…。アルコール度数16%弱の微発泡性ワインって凄くないですか(笑)?
2000円台ウルトラ前半という価格からは考えられない内容があると思います。ボトリングさせちゃった責任を取って、どんなに時間がかかったとしても全量(怖すぎて、まだトータルで何本あるのかルイージに聞けてません…)を引き取ることになると思いますので、どうかルイージとヴィナイオータに皆さんの清き1ケースを!
ワイン名: | ルイージ テッチェ オルフェオ 2017 |
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造り手: | ルイージ テッチェ |
ヴィンテージ: | 2017年 |
容量: | 750ml |
味わい: | 赤微発泡 |
産地: | イタリア/カンパーニャ |
品種: | アリア―ニコ |
特徴: | 有機栽培 |
輸入元: | ヴィナイオータ |