今話題の新しい造り手、サン バルトロ!!観光地化が進むリーパリ島で、ブドウ栽培の伝統を守るため立ち上がりました。ヴォドピーヴェッツを信奉し、その助言を受けながら誕生したワインは初リリースにして異彩を放つ1本!
ワインの説明
<インポーター資料より転載>
【サン バルトロ】
またしても新しい造り手のワインが届きました!特筆すべき点を列挙しますと…
その1:生産地はシチリア島北にあるエオーリエ諸島の1つ、リーパリ島!
その2:リーパリと言えば、マルヴァジーアで造る甘口ワイン、マルヴァジーア デッレ リーパリが有名ですが、今回入荷したワインはマルヴァジーアを辛口に仕上げたもの!!
その3:パオロ ヴォドピーヴェッツ完全監修(?)!!!この造り手のウェッブサイトには、「全ては、私が生まれ育った土地のことを誰よりも深く理解し、その圧倒的な経験に基づく教え、助言を私にもたらしてくれた、世界的にも有名なナチュラルワインの造り手、カルソのパオロ ヴォドピーヴェッツのおかげである。彼なくしては、このプロジェクトの実現は不可能だっただろう。」とまで書いてあります。さらにそのウェッブサイトのトップページには、
“人の手(人為)は、脚色、修正するためではなく、(自然に、自然のリズムに)従うものでなければならない…” パオロ ヴォドピーヴェッツ
と、まるで過去の偉人の発言かのように、パオロの至言格言が紹介されています(笑)。
これだけでも俄然興味が湧きませんか??ダニーロ コンティはリーパリ島出身、島の大きな通りに彼のお祖母さんの名前がつくほどの名士の一家の出。リーパリでサン バルトロという(エオーリエ諸島の守護聖人の名前です)酒屋兼食材店を経営し、エオーリエ諸島のレストランへのワインの卸売りも仕事にしています。そんな仕事をする中で徐々にナチュラルワインに魅了されるようになり、度々ヴァカンスで島に訪れていたパオロとの親交を深めていきます。
観光地としての知名度が高まる一方で、2000年以上の歴史があるエオーリエ諸島でのブドウ栽培は、その作業効率の悪さなどから栽培放棄が進んでいきます。そんな状況を見かねたダニーロ、自らリーパリのテロワールを表現したワインを造ることを決意、2010年にもともと火山の噴火口だった区画に土着品種であるマルヴァジーアとコリント ネーロを植えます。
今回入荷のイーゾラ ビアンカ2016がワイナリーとしてオフィシャルにリリースした初めてのワインとなります。パオロとの検討を重ねた結果、マルヴァジーア独特のアロマと火山性土壌由来ミネラル感、そして島由来の塩気との調和を取るためにはマセレーションはすべきでないと判断、圧搾したモストを楕円形のセメントタンクで醗酵&熟成を行うことに。温度管理、濾過清澄を行わず、ボトリング前にごく少量の酸化防止剤を添加するのみ。生産量約1100本のうち、約2/3ほどが日本に入荷です!
大半が日本に来てしまったがために、地元のダニーロの友人達でも1本も分けてもらえなかった人が続出、僕はすでに島内で悪名高い存在だそう…(笑)。ダニーロが売ってくれたのなら、全生産量を買っても何ら問題ないと、初めて飲んだ時に確信できたほどにファーストヴィンテージから異彩を放つワインです。皆さんも驚いちゃってください。
ワイン名: | サン バルトロ イーゾラ ビアンカ 2016 750ml |
---|---|
造り手: | サン バルトロ |
ヴィンテージ: | 2016年 |
容量: | 750ml |
味わい: | 白辛口 |
産地: | イタリア/リーパリ島 |
品種: | マルヴァジア |
特徴: | 有機栽培 |
輸入元: | ヴィナイオータ |