ワインの説明

＜インポーター資料より転載＞

1995年に古樹の畑を購入しワイナリーを始める。赤白共に品種はサンソー、アリカント、テレット、ミュスカ・プティ・グレンなど土着品種のみで、ほとんどのブドウの樹が100年を超えている。フルーツ菜園農家だった経験を生かし、ブドウの樹ひとつひとつの観察には特に注意を払い、醸造は自然酵母、ノンフィルター、SO2無添加で（白は必要があればごく少量）特別なワインをつくり上げている。

＜ル プティ ドメーヌ ド ジミオ ミュスカ セック デ ルマニス 2022 白＞
2022 年は太陽に恵まれ、収穫日が 8 月 9 日と、ブドウが早熟だった 2021 年を超えるジミオ史上最も収 穫の早い年だった。「8 月初めの収穫はあまりに早すぎるのでは？」とピエールに訊ねたところ、彼は「8 月初めの時点ですでにブドウは黄金色に完熟し、潜在アルコール度数も 14%を超えていて、むしろもう少 し早く収穫すべきだった」と答えた。実際この年は、まわりの生産者が 8 月の時点でまだブドウが青く潜 在アルコール度数が 11%もない中、ジミオのブドウは 14%を超えた早期完熟に至っている。その理由を彼 は、元々ブドウの収量が少ない上に、毎日鍬での手作業の土起こしを行なっている影の努力が実を結んでい ると答えた。醸造は、日照りによりブドウの窒素が不足していたため、いつもよりも酵母の働きが弱く、途 中糖を 14g/L 残したまま発酵が完全にストップしてしまった。だが、出来上がったワインは、窒素不足の 予想に反し、アルコールのボリューム、骨格のあるミネラル、果実の甘みが三位一体となった最高に心地よ い味わいに仕上がっている！ジミオの真骨頂とも言える白い花の香水のような華やかな香りもあり、かつて 母親のアンヌ・マリーが仕込んでいた頃のワインを彷彿させる！

収量は日照りにより18hL/haと 少なかった！残糖は発酵が完全に終わ らず14.5g/L残った！ワイン名のデ・ル マニスは畑の名前。

色合いは透明感のある淡いレモン色。 レモン、シトラス、フェンネル、昆布ダシ の香り。ワインはふくよかかつ白い花の 官能的なフレーバーがあり、ほんのり甘 みのある澄んだネクターのようなエキス に、チョーキーなミネラルが立体的に重 なる！