ワインの説明

＜テイスティングコメント by me＞

濁ったピンクがかった麦わら色。
白桃、白い花、りんご、すりおろしりんご、オレンジ、レモン、酵母、ハーブなどの華やかかつすっきりとした香り。
口に含むと微かにガスを感じ、フレッシュな酸味と軽いタンニンが味わいを引き締める白桃や林檎の優しくナチュラルな果実味が広がります。
白桃、白い花、りんご、すりおろしりんご、オレンジ、レモンなどのドライな果実味。 豊かな酸味と軽いタンニンが味わいに輪郭を与えます。 口の中にも華やかな香りが広がり、 酵母、ヨーグルト、微かにハーブなどのニュアンス。 微かに苦みを感じます。 余韻はすっきり。

とてもナチュラルな飲み心地の優しいオレンジワイン！ ゲヴュルツの桃やリンゴの華やかな果実味とすっきりとした酸味がバランス良くまとまっています。 エスニックなお料理とも相性がよさそう！

（2023.4.21 抜栓一日目）

＜インポーター資料より転載＞

ストラスブールとコルマールの丁度中程に位置するミッテルベルグハイム村に所在する、ドメーヌ・アンドレ・ロレールの現在のオーナー醸造家アンドレは8代目で、そのお父さんは1960年代からすでに雑草とぶどうの樹とが共生した栽培を始め、1980年代には化学殺虫剤の使用もやめ、2001年にはアンドレが公式にもAB認定ビオ栽培とした。

また、2016年からはビオディナミによるぶどう栽培を始めている。 アンドレは、純粋さと精緻さを兼ね備えたとても優れたワインを生み出しているが、特筆すべきはアンドレの息子ルードヴィックの存在！ ルードヴィックはアンドレが受け継ぎ発展させたテロワールがしっかりと詰まったぶどうから、自然な醸造方法により純粋さがそのまま表現された、とても体に優しい味わいのワインを造りだしたのだ！

今回ご紹介するワインは、息子のルードヴィックがSO2を全く使用せず醸造した、フレッシュで美味しさに満ち溢れたワイン。

＜アンドレ ロレール パラドクス ゲヴュルツトラミネール マセラシオン 2021 オレンジ＞
21年は雨が多い年で、ぶどうを健全な状態に保つために苦労した。結果として健全な房のみを使用したため、収量は僅か12hl/haのみとなった。SO2無添加。

濁りのある淡いオレンジ色の色調。オレンジや金柑、ほおずきの果実味豊か。アロマティックな飲み心地で金柑の風味が広がる。白胡椒のスパイシーさを感じ、程良い酸が心地良い。