ワインの説明

＜テイスティング コメント by me＞

濁ったガーネット色。
カシス、ダークチェリー、ブルーベリー、リコリス、獣、シナモン、クローブ、カルダモンなどのスパイス、ハーブなどのナチュラルな香り。少し還元しています。
口に含むと軽やかな飲み心地で、控えめながら収れん性のあるタンニンとエキゾチックなスパイスの風味がアクセントとなる黒い果実のナチュラルな味わい。
カシス、ダークチェリー、ブルーベリーなどの軽やかな果実味。 フレッシュな酸味はバランス良く、中程度のタンニンは軽く収斂性を感じます。 シナモン、クローブ、カルダモンなどのエキゾチックなスパイスの風味が印象的。 微かにミネラル、カカオなどの風味。 繊細な味わいの中にナチュラルな旨味も感じられ、 余韻はすっきり。

とってもナチュラルな飲み心地の赤！ エキゾチックなスパイスの風味と軽く収斂性のあるタンニンがアクセントとなり、 味わいに活き活きとした表情を与えています！ 香りには還元がありますが、飲むとそれほど感じません。

（2023.1.28 抜栓一日目）

＜インポーター資料より転載＞

広大に広がる南仏のルーションの小さな街中に醸造所兼住居を構える。ワイン造りは2006年にスタートとまだまだ発展途上の生産者ではありますが、造られるワインは若手の生産者にみられる自由でおおらか、一貫して個性を主張するスタイル。畑はルーションのベレスタと呼ばれる場所で、海抜は300～500メートルの場所にあり、車で行くには舗装もされていない場所を永遠と登って行くことになります。行き着いた場所は山の頂上近くで、ある畑は横に長く広がり、またある畑は傾斜の急な斜面に広がっています。単独に存在する畑であり、他からの影響も最小限にすむ為、ビオ栽培も行いやすい環境。農作業も機械では状況から不可能で、全て鶴嘴で雑草を除去し耕しています。勿論彼らは機械耕作が可能な場所であっても全て手作業によって行いますが・・・。収穫も全て手作業で行い、収穫するケースも10KG入りのものと決めており、収穫の際に上の重みによって下の葡萄が潰れないよう配慮しています。圧搾には空気を利用してやさしく行い、ルモンタージュなどは行わず、重力に逆らわない造りを行っています。結局彼らの造り方は、葡萄のオリジナルのキャラクターを大事にすることを目的とし、人間の介入を可能な限り排除し見守るスタイルといえるでしょう。フィルター処理、コラージュは一切行われず、SO２は全ての工程において無添加です。

＜マタン カルム マーノ ア マーノ 2021　赤＞
400ｍの高台に位置している畑から年間2000本の生産。花崗岩質土壌 。手摘収穫。グラップ・アンティエールでセミ・マセラシオンカルボニッ クを21日間。 ステンレス製タンクで10カ月間熟成。グルナッシュの樹齢は30年前後で、カリニャンは80年を超えるものも。収量は20hl/ha。フィ ルター無し、コラージュ無し、ＳＯ２無添加。