ワインの説明

＜テイスティングコメント by me＞

濁った赤、ガーネット色。
ダークチェリー、イチゴ、イチゴジャム、イチジク、カシス、赤い花、ほのかにスパイスなどの良く熟した果実の豊かな香り。
口に含むと微かなガスを含んだまろやかな口当たり、ナチュラルな旨味たっぷりのエキゾチックに艶やかな味わい広がります。
ダークチェリー、イチゴ、イチゴジャム、イチジク、カシスなどの熟した赤い果実味。 バランスの良い酸味のお陰で重さは感じず、タンニンはやや控えめ。 エキスと旨味がたっぷりと溶け込んだナチュラルな味わい。 エキゾチックなスパイスの風味、キノコ、出汁、かすかに海藻、獣、鉄などのニュアンス。 余韻は長い。

旨味たっぷり、かつエキゾチックな艶やかさが魅力のミディアムボディ！ 凝縮した赤い果実の味わいですが、とてもナチュラルなのでスルスルと飲めます！

とっても美味しいのですが、不安定さがあるので今は早めに飲み切るのがおススメです。（ちなみに私の開けた他のキュヴェは一旦マメった後に復活しましたｗ ）

（2022.12.9 抜栓一日目）

＜インポーター資料より転載＞

スペイン、カタルーニャ南部、タラゴナ県、テーラアルタ地区のエル・ピネル・デ・ブライ村。ジョゼップさん（2019年現在33歳）はバルセロナで働いていましたが、地元でのワイン造りを志し、2016年に戻ってきました。畑は現在2ha借りています。元々お父さんはワイン造りはしていませんでしたが、農業従事者で、オリーブやアーモンドの栽培や、ブドウの植樹の仕事などをしていました。25年ほど前は地元の農業組合の副組合長をしていました。その時組合長だったのが、メンダールのラウレアノさん、彼は組合でBIOを推し進めます。しかし、時代が早すぎたのか、古い組合員が嫌がり、辞任することに。そして時代は流れ、今ジョゼップさんが借りている畑はその当時BIOを目指した畑だというので、因果を感じさせます。林に囲まれた環境のよい畑です。彼は夏の葉取り、耕作の深さ、冬の剪定など、気を使っています。新梢は切りません。手作業が基本で、年6000本くらいが限界だと言います。それで生活がしてゆけるとも。ワインは全て亜硫酸無添加、素朴でしみじみと染み渡る旨味のある果実味が、親しみやすく、魅了します。

＜ポルテス オベルテス ペトリコール2 2020 赤＞
ガルナッチャ・ティント 100％ 9/6、7 日収穫
マセ 5 日 ステンレス発酵・熟成 ノンフィルター SO2 無添加