ワインの説明

＜テイスティングコメント by me＞

不透明な紫色。
プルーン、カシス、イチジク、赤い花、鉄、獣、ヨードなどの豊かな果実の香り。
口に含むとしっかりとしたタンニンを持ったドライフルーツのニュアンスも出てきたナチュラルかつ豊かな果実の味わいが広がります。
プルーン、カシス、イチジク、干しイチジクなどの良く熟した豊かな果実味。 しっかりとした酸味と微かに収れん性を感じる豊かなタンニンが全体を引き締めます。 鉄、土、海藻、ヨード、枯葉、スパイスなどの多様なニュアンスが 複雑さを生み、ナチュラルな旨味も溶け込んでいます。 余韻も長い。

ドライフルーツのニュアンスも出てきた程良い熟成を感じるフルボディ！ ジューシーな果実味と豊かなタンニンがバランス良く、 ナチュラルさとクラシックな表情を持ち合わせた味わいです！ インポーターさんから特価がでており、非常にコスパの高い1本です！

（2022.6.10 抜栓一日目）

＜インポーター資料より転載＞

ウンブリアの州都ペルージアより南西に15ｋｍ、 モンテペトロイオという人口200人程の 小さな農村にある農家ティベリ。 150年もの長い間、6代に渡り農業を続けており、 現在は6代目にあたるフェデリコが ブドウ畑を管理しています。 しかし本格的なワイン醸造の歴史は浅く、 2013年が初ボトリングだそうです。 本格的にブドウ栽培を行い始めた60年前より、 出来た果実はそのまま組合へ販売してきました。 自家消費用のみをダミジャーナ（大きな丸いガラス瓶）と 小さな樽一つで醸造していました。 3.5haある畑には、古い樹で60歳のグレケットが残っており、 今までずっと無農薬・無施肥で農業を行ってきました。 畑は標高350ｍ、土壌は基本は砂、水はけの良い砂に加え、 砂岩、小石。細かい石灰が混じっています。 畑は野生のさくらんぼや数々のハーブが自生する まるで植物園のような場所。 農薬や化学肥料は一切使用せず、 銅と硫黄も極力使いません。 醸造は至ってシンプル。 それぞれのブドウは収穫時に混ぜられ、 自然酵母での発酵を行いまます。 白は2日、赤は7日間のマセレーションを行い、 2～3週間の発酵で終了。 発酵が終わった段階で、 沈んだ澱を除く為タンクの移し替えを行い、 また戻しそのまま6～7月まで寝かせます。 ただブドウを発酵させ・落ち着かせるという そのシンプルすぎる工程をシンプルに行うだけのワインは、 ある意味とても貴重で素晴らしい飲み物。 添加物は一切無し、酸化防止剤無添加、ノンフィルター、 現代のワイン技術・生産とはかけ離れたワイン造りを行う 貴重な生産者です。 ＜ティベリ ラ トッレ ロッソ 2018 赤＞
樹齢 50～60 年の Canaiolo1/3、Cigliegiolo1/3、 Gamey del Trasimeno1/3。プラスティック桶でマセ後ステ ン