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ウンブリアの新しい造り手マラウーヴァ!世界を旅したエリーサとジョヴァンニがナチュラルなワインを造っています!出来上がった白ワインをOserellaを絞った後のサンジョベーゼの果皮の上に流し込んで造ったというユニークなロゼ!
ワインの説明
<テイスティングコメント by me>
濁ったオレンジがかったピンク色。
チェリー、スモモ、梅、ラズベリー、いちご、赤い花、酵母などのナチュラルな香り。揮発酸を感じます。
口に含むと軽いガスを感じ、少々ワイルドな表情もありますが、キュっとした酸味と優しい果実味が混ざり合った柔らかくナチュラルな味わいが広がります。
チェリー、スモモ、梅、ラズベリーなどの辛口の果実味。
キュっとした酸味が味わいのアクセントとなり、タンニンも軽く感じます。
次第に旨味がたっぷりと広がり、
酵母、赤い花などのニュアンス。
余韻もナチュラル。
キュっとした酸味が美味しいな優しい旨味系ロゼ!
揮発酸のニュアンスがありますが、
そのゆるさも楽しめるナチュラルな味わい!
こちらもクセになりますねw
(2021.10.30 抜栓一日目)
<インポーター資料より転載>
トリノ出身のエリーサとローマ出身のジョヴァンニ、それぞれ違った目標の為、学んでいたスペインの大学で出会ったところからMALAUVAの物語が始まりました。学業を通し惹かれ合った二人は、大学卒業後、共に世界を回る旅に出る事にしました。世界各地を旅する中、多くの自然に触れ、イタリアに戻った頃には、国内のまだ見ぬ土地や自然の奥深さに興味惹かれ、今度はイタリアを知る為に旅を始めます。ボランティア協会を通じ、農家で無給で労働力を提供する対価として、寝床と食事、そして農業の経験を貰うという生活を始める様になりました。そんな生活を数年送る中、彼らの中で農業という仕事がとてつもなく大きな存在になっていました。自然から生まれるモノで自分たちの手で何かを造りたい、そんな目標をしっかりと掲げた二人は、農業で多くの経験を積んだオルビエートやボルセーナ湖近郊での農園を探し始めます。そして2017年、ボルセーナから数キロ北へ進んだ、ウンブリアとの州境を少し超えたところにある小さな町カステル・ジョルジョ近郊の山の農場を購入し自然農家・マラウーヴァを立ち上げました。
カステル・ジョルジョは人口2000人程の田舎町、イタリアの中では田舎町というにはやや大きな規模かもしれませんが、歴史ある古い建造物が立ち並び、穏やかで静かな時が流れる町です。マラウーヴァは、そこから数キロ離れた小高い山の中腹に6haの土地を所有しています。その内、1.5haが葡萄畑、1haがオリーヴ畑、2haにクルミとサクランボが植えられ、残りの土地に家と菜園があります。数年前から放棄されていた畑には、樹齢30年ほどのプロカニコやサンジョベーゼが生き残っており、徐々に整備を進め2018年には最初の収穫を迎えることが出来ました。彼らの畑は、全体的に火山性土壌が多くみられ、細かい砂質がメインとなります。その為、マグネシウムやカリウムが豊富で、綺麗なミネラル感と旨味の詰まった葡萄が生まれます。地表が肥沃では無い為、地深く根を伸ばす葡萄樹にとってこの上ない好条件の土壌です。畑では、農薬や化学肥料、除草剤は一切使用せず、極少量の銅と硫黄の散布のみを行います。しかし、年々その散布量は減らすよう努力していりそうです。
9月~10月頃、糖度が18度以上になったところで、丁寧に収穫を行います。全て手作業で収穫され、自然酵母にて発酵を開始します。白は3日間、赤は3~4週間ほどのマセレーションを行い圧搾。3月頃までステンレスタンクにて熟成し瓶詰めを行います。醸造でも酵母や亜硫酸等の酸化防止剤を含む、人為的な添加物は一切使用せず、フィルターもなども一切使用しません。瓶詰め後は約半年ほどのボトル熟成を経てリリースされます。
《エリーサとジョヴァンニから日本の皆さんへ》
ワインは私たちの畑から、購入してくれた皆さんのテーブルまで、長いプロセスを経てできた結果です。私たちにとってワインはアイデンティティーであり、分かち合うものです。また、ただ美味しいだけではなく、健康なものであるべきです。こうした理由から畑でもカン ティーナでもケミカルな物質を一切使わないことを決めました。農業、植物がもつ本来のサイクルを通して人間と自然の健全な関係を取り戻すことができると信じています。ぜひ、いつの日か実際に私たちに会いに来てください。いつでもいらっしゃるのをお待ちしています。 Facebook や Instagram でも情報をアップしていますので、是非見てみてください。少しでも私たちのことをわかっていただければ幸いです。
<マラウーヴァ ロザレッラ 2020 ロゼ>
葡萄はTierraとほぼ同じ、プロカニコ主体にドゥルペッジョとヴェルデッロ。Tierraと比べ、若干過熟させた葡萄を丁寧に収穫します。ダイレクトプレスで発酵を開始、ステンレスタンクにて発酵を終了後、Oserellaを絞った後のサンジョベーゼの果皮の上にワインを流し込み、3日間のマセレーションを行います。再度圧搾後11月まで休ませてから別のステンレスタンクへ移し替えで熟成を行います。この移し替えの際に大まかな澱を取り除きます。2月、しっかりとワインが落ち着いた段階でボトリング。5月まで瓶内で休ませてリリースとなります。新しくロゼを作りたくて考えたこの作り方、、、本人たちも手探りとノリで作ってみた感が強いロゼワインですが、自分達の物を余すことなく形にするという、一貫した信念も同時に感じます。もちろんワインとしての完成度は非常に高いものがあります。完成度というと作り込まれた感が出てきますが、仕込みとか栽培がとにかく丁寧極まりないんだろうなと、容易に連想できてしまう程の安定感と安心感。イチゴジャムの香りと梅や紫蘇も感じます。飲むと、、、イチゴジャム~~~w(※感じ方には個人差があります)彼らのワインに一貫して言える共通点、それは何と言っても「いくらでも飲めてしまう角の無さ」でしょう。そしてアルコールをアルコールと感じない、天性の酒質、驚きの連続です。こちらも二日目にはほのかな豆が出てきますが、味わいの後ろに見え隠れする程度です。
ワイン名: | マラウーヴァ ロザレッラ 2020 |
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造り手: | マラウーヴァ |
ヴィンテージ: | 2020年 |
容量: | 750ml |
味わい: | 白辛口 |
産地: | イタリア/ウンブリア |
品種: | プロカニコ主体、ドゥルペッジョ、ヴェルデッロ、サンジョヴェーゼの果皮 |
特徴: | 有機栽培 酸化防止剤無添加 |
輸入元: | オルトレ |