2016年に世を去ったスタンコ・ラディコンはワインの世界に新しい価値観をもたらしパイオニアでした。オスラーヴィエは彼らの住む村の名。素晴らしい天候に恵まれた2009年でしたが、今は揮発酸が高く本領発揮はもう少し後だろうとのこと。
ワインの説明
<インポーター資料より転載>
オスラーヴィアで戦後間もなく、現オーナーであるスタニスラオ・ラディコンの祖父によって始められたワイナリー。1980年からスタニスラオにワイナリーは委譲され、それまで桶売りしていたワ
インを自らボトリングを始める。シャルドネやソーヴィニョンなど国際的なブドウの導入、畑をヘクタールあたり9500-10000本と高密植にし、過熟気味のブドウを圧縮空気式の柔らかな圧搾にか
け、バリック内での醗酵・熟成という最上の白ワインを造る上での世界中で採用されている手法をとってきた。しかし1995年からは、ピノグリージョ以外の白ブドウに70年代までは一般的に行わ
れていた約2週間のマセレーションと大樽での熟成を採用し、畑でも除草剤や化学肥料などの使用をやめ、より自然で環境に配慮した農業を心がける。ラディコンは今後良質な天然コルクが
入手困難になることを危惧し、一定量のコルクから出来る限り多くのコルク栓を確保できるようにと、エディ・カンテと共同で、500mlでありながら空気との接触率が従来の750mlボトルと同程度で
口径がやや小さいボトルを開発した。2002年以降はこの500mlボトルと1000mlボトルでリリースされる。
オスラーヴィエ、リボッラ、ヤーコット:2009ヴィンテージが入荷です。現地では、去年2012がリリースされ即完売、2013と2014を同時期にボトリングしたのですが、味わいの開いている2014ヴィンテージを先に今春リリースすることにしたそうです。とうとう4ヴィンテージ後れを取ってしまいました…。ですが、今年はもう2ヴィンテージ入荷させる予定です!素晴らしい天候に恵まれた2009年のワイン、物凄い高いテンションなのですが、揮発酸もなかなかに高く、本当なら2~3年程度寝かせられたら理想的な気が…。とはいえ、弊社的にも届いちゃったので売らないわけにもいかず…。この後でご紹介する3ワインを中心に飲みつつ、2009が本領を発揮するのを待っていただけたら、ヒトもワインもハッピーな気が…。
ワイン名: | ラディコン オスラーヴィエ 2009 |
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造り手: | ラディコン |
ヴィンテージ: | 2009年 |
容量: | 500ml |
味わい: | 白辛口 オレンジワイン |
産地: | イタリア/フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア |
品種: | シャルドネ、ピノ・グリージョ、ソーヴィニョン |
特徴: | 有機栽培 酸化防止剤無添加 |
輸入元: | ヴィナイオータ |